株式会社KGS
 
 
油でお困りのお客様
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  油に関わる土壌汚染の現状
現在の土壌・地下水汚染に関わる法規制では、油という項目は定められておらず、油中の一成分であるベンゼンが唯一の規制物質になっています。しかし、最近はこうしたベンゼン以外の油に関わる項目についても、通常の土地利用が大きく制限されることを瑕疵として、買主が売主に対して調査を求める事があります。
油はにおいや見た目で容易にその存在がわかることが特徴として挙げられます。比重が小さいことから水面に油膜を形成し、それが周辺の水田などに拡散した場合には隣人からその存在を指摘されることもあります。油臭にしても、人間の鼻は非常に敏感であることから、これも容易に気づくことになります。大気に拡散することで希釈される場合もありますが、下水管を通じて周辺民家においてガソリン臭がするといった苦情を受けた事例もあります。
  コンサルティング
生産工程のなかで多量の油を長期間にわたって取り扱っていた場合には、地下に浸透していることが考えられるため、計画の段階において土壌汚染対策法で規定されている有害物質の調査時に調査項目に加えることもあります。油に関しては法的な基準が存在しないことから、その調査の必要性については目的に応じて慎重に検討する必要があります。不動産売買を契機とした油汚染の対処について豊富な経験をもとに最善のご提案をさせて頂きます。
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